WEBマーケティングからみた飲食店が情報サイトだけでなくホームページを持つべき5つの理由
飲食店を探す時
まず、顧客が飲食店を探す時に次のようなデータがでています。
ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用して、事前の調査でスマートフォンを利用していると回答した20代~50代の男女580名に対し、『スマートフォンを利用した飲食店検索の調査』を実施。
■スマートフォンでの飲食店検索は、3割が「地名とジャンルの組み合わせ」
スマートフォンで飲食店を探す際、使用する人が最も多い検索キーワードは「地名とジャンルの組み合わせ」(29.9%)で、次いで「ジャンル1単語」(18.6%)、「店名1単語」(13.3%)、「サービス名1単語」(12.3%)でした。これから行く地域、もしくはすでに来ている地域内にある飲食店を、自分が食べたいジャンルから検索するスタイルが多いのかもしれません。■検索結果で、半数近くが「飲食店口コミサイト」をまずクリック
飲食店を検索して結果画面で最初にクリックするのは、ぐるなびなどの「飲食店口コミサイト」(47.3%)が最も多く、次いで「Googleマップ」(18.4%)、「店舗のホームページ」(18.2%)でした。
最も信頼するサイトとしても、やはり「飲食店口コミサイト」(39.6%)を挙げる人が多いという結果になりました。■店選びで重視するのは、利用者の「評価の点数」ではなく、「料理の写真」
「飲食店口コミサイト」から店選びをするとき、重視する情報は「料理の写真」(71.3%)、「価格帯」(70.0%)、「店内の写真」(60.0%)、「場所」(53.3%)でした※1。一方、「評価の点数」と回答した人は34.4%、「口コミの内容」と回答した人は34.2%でした※1。その店を利用した人の評価や感想を参考にするよりも、実際、提供される料理や支払った金額を確認するために「飲食店口コミサイト」を利用する人が多いようです。
※複数回答あり。■「価格」を気にして店選びをするのは、「友人・知人との食事」のとき
「飲食店口コミサイト」を使って店選びをする際、「価格帯」を気にして店選びをする人が最も多かった利用シーンは、「友人・知人との食事」(52.3%)のときでした。次いで、「一人での食事」(46.5%)、「家族との食事」(43.5%)でした。■今後も利用したい飲食店口コミサイト1位は「ぐるなび」、2位「食べログ」、3位「ホットペッパー」
利用したことがあり、今後も利用したい「飲食店口コミサイト」の1位は「ぐるなび」(85.0%)、次いで「食べログ」(80.8%)、「ホットペッパー」(68.5%)、「Googleマップ」(57.9%)でした。他サイトは10%以下だったことを考えると、一部の「飲食店口コミサイト」に利用者が集中しているようです。
※複数回答あり。【調査概要】
実施期間:2015年5月22日(金)~5月24日(日)
調査対象:事前の調査で「スマートフォンを利用している」と回答した20代~50代の男女
有効回答数:580
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査
(引用:http://www.lisalisa50.com/research20150608.html)
やはり情報サイトにのせておけばいいのか
結論から言うと、それではダメなのです。上記のデータこそ本質を物語っています。これまで情報サイトで店の内観を見て、綺麗で安いからここにしよう!と予約をして、いざいってみると全然違ったという経験はありませんか?あると思います。まさにお店選びの重視するポイントであった”重視する情報は「料理の写真」(71.3%)、「価格帯」(70.0%)、「店内の写真」(60.0%)”というデータが証明しているように、そのギャップが顧客の期待を裏切り、リピーターになってもらえないどころか、マイナスの口コミが広がっていきます。その経験と最近ではボッタクリ店に対する警戒から顧客の目線は変わってきています。これらのデータを踏まえた上でなぜ飲食店にホームページが必要なのか迫ります。
1:ブランディングと信頼
そもそもなぜ新規顧客は警戒するのかというところに焦点をあててみましょう。それは過去に情報サイトの写真を見たり、キャッチに声をかけられていってお通し代がやたら高かったりなどといった失敗経験をしているからです。では、少し極端な話ですが、例えばメルセデス・ベンツ正規販売店で買った車やルイ・ヴィトン表参道店で買ったバッグを疑いますか?ホテルに入ってるような飲食店も同じです。高いから安心、それもあるかもしれません。もう少し現実的な話、リアルのお店に関しては、お店がある場所がものすごく大事です。どんないい立地にあっても今にも崩れそうな古いマンションの一室にお店があるとして、あなたは新規顧客だとして、行こうと思うでしょうか。WEBの世界において飲食店がホームページを持つということは、つまりしっかりした店舗であることを証明していることにも繋がります。一流のホテルや飲食店はちゃんとホームページがあると思います。なぜなら、そういった顧客心理や自社のブランディングにとってのホームページの重要性をしっかり理解しているからです。
2:採用
飲食業界の大きな課題といえば、人材不足です。その都度派遣会社に依頼したり、求人媒体に広告をだしている飲食店も多いかと思います。しかし、自社のブランディング化されたホームページがあればその必要はないのです。豪華なホームページを持つのは今すぐでなくても、採用の窓口として、お店のWEBサイトは絶対にもっておくべきと言えるでしょう。
3:2020年の東京オリンピック
東京の外国人観光客は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い年々増しています。2020年には訪日観光客が、2015年の約1.9倍に及ぶ3,679万人になる推計も発表されています。なお、その中で旅行プランを考える外国人旅行者の割合は増えており3分の2はインターネットを情報源としています。さらに実は外国人観光客の観光の目的は日本食を食べる事がメインとなっています。
少子化でどんどん日本の人口が狭まっていく中で、増え続ける外国人観光客はもはや無視できません。それにお店のご飯を外国人観光客が美味しそうに食べてくれたら、それはビジネス抜きにもとても素敵な事ではありませんか?
4:差別化
飲食店を経営されてる方や店長さんは、一般的にインターネットなどのITリテラシーは高くありません。ITのことをしている暇なんてないのですから、当然です。しかし、時代の変化を受け入れず、未だに昔ながらの集客方法に頼っている方が多いのも事実です。飲食店をやっている方同士の、こんな声があるとします。「周りの飲食店経営者は情報サイトだけでいいと言っている」、「お店のホームページは今はいらない」。賢い飲食店経営者様なら、すぐにこう思うと思います。逆にチャンスだと。周りの飲食店のITリテラシーが低いなら、例えばSNSを連動させお店の美味しいご飯をアップしホームページへの流入をふやしたり、ランチにしても今日の日替わり定食の情報を発信したり、その手段は様々です。ブルーオーシャンの今なら圧倒的な差別化が図れます。
5:店の活性化
例えば、自社サイトを持ち、CMS(wordpress)などで更新できるようにするとします。そして日替わりでスタッフに記事を投稿してもらうのです。たとえばスタッフ○○の今日のおすすめの一品や、料理長の思い、などなど。すると外向けのSEO対策はもちろん、社内のモチベーションも活性化していきます。あくまで一例にはなりますが、いい仕事をして、それを記事にするという日々の流れはスタッフにやりがいをもたらし、雇用を促進し、顧客には楽しみを与えます。結局、顧客がお店を選ぶ大きなポイントに、お店の雰囲気やスタッフの人たちが重要であるというデータもあるように、仮にWEBを使わないとしても、お店自体が活き活きと活性化することは最大のテーマの一つであるとも言えます。
もっと具体的に
2020年のオリンピックも踏まえ、実は今、国をあげてインバウンド対応を強化しています。どうせこれからWEBに取り組むのであれば外国人対応のインバウンド対応のホームページをつくるべきです。これからホームページを作成するお店の方も、すでにホームページはあるけどインバウンド対応はまだといったお店の方も、WEBのインバウンド対応は弊社にお任せください。比べていただいてわかる、クオリティ、コストパフォーマンスがございます。正直、調べた限り圧倒しております。プロのカメラマンによる動画撮影や編集はもちろんメニューの多言語化などオプションも充実しております。具体的な、今しかできないコスト面でのお得なお話もさせていただければと思います。詳しくはお問い合わせよりご連絡いただければと思います。せっかくの東京オリンピック。素敵な日本、東京を世界中に広げていきましょう!