“ものづくり”としてのプログラミング

子供の頃って何かを作るのに夢中になりませんでしたか?

私自身が子供だった頃を思い出しても、
自分だけの新しい何かを作るという行為が楽しかった事を覚えています。

道端に落ちている木の棒と瓦礫を組み合わせて武器を作る。
石ころをひたらすら高く積み上げて要塞を作る。
布団と枕を使って自分だけの秘密基地を作る。

その成果物に果たして意味があるのかはともかく、
自分が手を動かして出来上がったものに何かしらの誇りと達成感を持ったものでした。

私が小学生の頃にはミニ四駆が大ブームの真っ最中でした。
流行っていたから、と駄々をこねて買ってもらったミニ四駆でしたが
いざ作りだすと「自分で組み立てた物体」が「動く」というのは
子供ながらに衝撃を受けた記憶があります。

当時ミニ四駆の他にもたまごっちという携帯電子ゲームやポケモン、
ハイパーヨーヨー等が同じく小学生の中で大流行していました。

しかしながら私は出来上がった製品ではなくミニ四駆や車・ガンダムのプラモデル
といった、自分の手で組み上げていくものに魅力を感じ、
お年玉や月々のお小遣いはほぼ全てそれらに費やしていました。

最初から完璧に完成するものなどなかなかありませんでした。

大事な部品を作業の過程で割ったり壊したり、
小さな部品は失くしてしまったり、
思い描いていた完成系とはほど遠い出来に不甲斐なさを感じたり。

しかし手を動かすという過程を通して、未熟ながら完成したソレには大きな愛着が湧いたものです。
最近はなかなか手を出していませんが、機会があればまた熱中してみたいと思っています。

プログラミングを仕事にしない

プログラミングも同じく「ものづくり」の一つであると私は考えます。
プログラミングを始めた時点で、出来上がっているものなどありません。

漠然ながらも、こういうものを作ってみたいというものがあれば
プログラムを書いて(プログラムは一般的に「書く」と表現します)いくのですが、
始めたばかりの頃は無茶苦茶な書き方をしたばかりに
自分が意図しない動作を繰り返した挙げ句に
パソコンがフリーズ…なんてのはよくある事です。

考えて、失敗と試行錯誤を繰り返しながら
自分の思い描く完成系まで手を動かして作りあげていくのです。

勿論その過程では覚えなくてはいけない事等は沢山出てきます。
極めようとすると難しくて挫折してしまいそうな事も色々あります。

しかし、皆さんもそうでしょうが好きな事や興味がある事は
たとえ困難があっても、自然と考え、調べ、解決策を見つけて
自分の理想へ一歩づつ近づけていくものだと思います。
それが苦にならないのが自分の好きな事と言えるでしょう。

プログラミングを始めるからといって、将来の仕事にする必要性は全くありません。
けれど、熱中できる趣味となり得る可能性は十二分にあります。

やってみれば案外サクサク出来てしまうのがプログラミングの良い部分です。
「難しそう」という一言で敬遠してしまうのは勿体無いと感じませんか?

簡単に始られる物事に挑戦してみる事に、デメリットはありません。
それどころか視野を広げるという大きなメリットで溢れています。

まずはDo!一緒に始めてみましょう!

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