Scratchがすごい

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Scratchとは

マサチューセッツ工科大学の研究ラボのMITメディアラボで開発されたビジュアルプログラミング言語です。
レゴのようにブロックを繋げていくことでプログラミングができ、初心者から上級者までプログラミングを楽しむことができます。
プログラミング学習の意欲向上のために作られているので、楽しく学習することができます。

教育機関で大人気のScratch

Scratchは各教育機関で使用されています。もちろん弊社で運営している『Knocknote Education』(ノックノート エドゥケーション)のプログラミングコースでも使用しています。
どの小学生向けのプログラミングスクールを見ても8割以上は使用しているのではないでしょうか?
なぜ使用されているのかを現役講師がまとめてみました。

使いやすさ

ブロックを組み合わせるだけで、アニメーションやゲームが作ることができることができます。
またブロックも色で分けられているので非常に見やすいです。
デバック(動作確認作業)の際も文字を追って行くのではなく、ブロックを確認するだけなので間違えているところも発見しやすいです。
私も生徒が動作がうまくいかないと質問されることが多々ありますが、間違いを発見することがしやすく助かってます。
また日本語も対応しているので、教える時も簡単に教えることができます。

スクリプトの種類が豊富

まずはスクリプトの種類が豊富です。

他の子供向けのプログラミングツールと比較してもスクリプトの数が圧倒的です。
各ブロックも学習を目的としているだけあってわかりやすい言葉で書かれています。
動かすだけでなく変数、乱数、演算、定義などのスクリプトもあるので、有用性も高いです。

拡張性の高さ

ただ、アニメーションやゲームを作るだけでなく、他のデバイスと接続し動かして行くことも可能です。
Arduinoなどのマイコンも接続が可能となっているので、Scratchを使った簡単な電子工作なども可能となっています。
過去にも拡張性に関する記事を書いているのでご参照ください。
Scratchの拡張性

このほかにもWEDO2.0などのロボット教材を動かしたりができるなど、ロボットプログラミングも可能となっています。

生徒たちの成長

授業が進むにつれて内容も難しくなっていきましたが、課題をスイスイとこなしていくようになりました。
最初は質問ばかりしていた生徒も、質問をせずに自己解決していこうという姿勢が表れてきました。
手を動かしブロックを組み替えることによって自然と自己解決能力と発想力がついていったのだと思います。
私たち講師陣は回を重ねるごとに生徒たちが成長していく姿を見ることがとても楽しみになっています。

生徒作品
画像は入塾して半年後の生徒作品のスクリプトの一部

最後に

2020年に小学校でプログラミング教育が必修化します。
必修化した時に、もしかするとScratchを授業で使用することはないかもしれません。
しかし、必修化で使用しないとしてもそのようなことは関係ありません。
Scrtachを使って学ぶことで、今後小学校で違うプログラミング教材を使用したとしても、必ず対応ができます。
なぜならば、プログラマーとしての考え方を学ぶことができるからです。
教育者に必要なことはツールをどれだけうまく使えるように教えるのかではなく、論理的思考力、自己解決能力、想像創作力がしっかりと育めるように教えていくことです。
Knocknote(ノックノート)では、今後も生徒たちの成長を全力でサポートしていきます。

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