危惧される北朝鮮の存在
2月13日に北朝鮮の金正男氏が殺害されました。
北朝鮮の金正恩体制が恐怖政治であることが再び再認識された事件でもありました。
北朝鮮の印象
北朝鮮といえばミサイル実験や度重なる挑発行為などで日本に不安を煽っている印象があります。
しかし、実害がほとんど日本に来ていないことからこのような危険行為に危惧している方は少ないと思います。
私も北朝鮮に関して調べるまでは怖い国だなぁ、くらいにしか思いませんでした。しかし調べていくとミサイルを飛ばさなくても日本を混乱に陥れる技術を持っていることがわかり危惧しました。
その技術とはサイバー攻撃です。今回はこの技術力について紹介していこうと思います。
北朝鮮のサイバー攻撃
2016年2月
韓国政府へのサイバー攻撃
北朝鮮のサイバー攻撃により韓国政府や大企業のパソコンが不正アクセスされ4万2千もの文書が抜き取られる事件が発生しました。
これの文書には政府の機密情報や軍事機密、戦闘機の設計図などが含まれていました。
サイバー窃盗
バングラデシュ中央銀行からサイバー攻撃で8100万ドル(約89億円)を盗み出す事件が発生しました。
この時に攻撃された対象は国際銀行間通信協会(SWIFT)でした。SWIFTにサイバー攻撃をし偽の送金指示をする手口でした。
金融システムはとても厳重に管理されており、技術力の高いハッカーですら痕跡を残して見つかってしまいますが、痕跡すら残さずにお金を盗み出す技術力の高さは世界でも最高峰の技術でしょう。
その他にも事例がありますがサイバー攻撃による大きな事件の代表をあげました。
サイバー攻撃を行なっているサイバー軍の戦士は、北朝鮮一の理系大学である金策工業総合大学出身者で日本やドイツから取り寄せたプログラムを模倣してもほとんど差がないくらい精巧に作ることのできる技術力があるようです。
大学で出される課題の中に外国製のプログラムを見せ、そっくりそのまま作る課題が出されるのですが、生徒はその課題をこなすくらいの技術力を持っています。
日本の大学生でそんなことができる学生はいるでしょうか?できたとしても極僅かな人しかいないでしょう。
日本のこれから
日本はこれからIT人材の不足が危惧されています。10年後にはIT技術は上がり質の高い人材が求められています。
2020年の小学校プログラミング必修化によりどのように変わっていくかは予想ができませんが、きっと技術者の数が増え、さらなる技術の向上が見込めることでしょう。