アマゾンによる実店舗運営「Amazon Go」

Amazonが新たに「Amazon Go」というサービスを開始しようとしています。
アマゾン主体のコンビニをイメージすると分かりやすいでしょう。

ネットショッピング界最強と言われるAmazon。
現状アマゾンさえあれば消費行動が完結してしまい、商店街などの小売業が苦境に立たされていると言われている中、現実世界にも着々とAmazonの手が伸び始めようとしています。

Amazonとは

もはや知らない人の方が少ないであるネットショッピングサイト。
アメリカ資本の会社ですが、日本にも巨大な物流倉庫や流通手段を抱え注文から商品到着までをノンストップで迅速に行う事を売りにして、通販ビジネスNo.1の地位を獲得しています。

Amazon Goとは

AmazonGoの最大の特徴はなんと言ってもレジレスである事でしょう。驚きです、レジがないのです。
アマゾンのアカウントと専用のアプリさえあれば、店内に張り巡らされた機械の連携により個々人の消費が管理されるので対面での支払いが必要なく、まるで自動販売機でコーヒーを買うが如く簡単に欲しいものを購入する事が出来ます。


Amazon Goは会計処理の必要が無い新しいタイプの店舗だ。我々が開発した世界で最も進んだショッピングテクノロジーによって、お客様はもうレジの順番待ちを気にする必要がない。
即入店そして即退店の買い物が可能となる。
利用方法は簡単だ。AmazonGoのアプリを持って店に入り、欲しいものを手にとって、そして店から出るだけ!レジ待ちもなければ、レジでの支払いすら必要無い。

公式サイトより

消費環境変化の引き金になるかも?

シアトルには既に「Amazon Books」という実店舗型本屋がありますが、生活必需品や消耗品を売る実店舗を本格的に構える意向を示してきました。
本などのように専門性のあるものや嗜好品ではなく、日常的に利用する商品によって消費者の懐にダイレクトに潜り込もうとしている姿勢が伺えます。

Amazon Goは試験実施をほぼ終え、一般顧客向けの第一号店を2017年初頭、アメリカ シアトルにて展開する予定です。広さも日本のコンビニ程度の大きさとのこと。
米国本土での運用がスムーズに進めば、コンビニだらけの日本に参戦してくるのも時間の問題と言えそうです。

Amazon Goが日本に参入するとなれば、現存するコンビニなど小規模の実店舗にも少なからず影響が出る事が予想されます。

同形態であるコンビニチェーン各社もこぞって似たようなシステムを構築し、無人店舗を展開していくのか、はたまた「人が対応する」事を強みとした新たなサービスを練り上げていくのか。

無人店舗・オートメーション化を促進するという事はすなわち面積あたりの雇用を削るという事にも繋がりますし、防犯面での懸念点などの問題をどのように解決するのか、無人店舗が根付き常識となるのは

そのようなマイナス面なども考慮すると一朝一夕で店舗環境がガラリと変わる事は有りえないでしょうしどのように変化するかは未知数ですが、世の中の消費環境が大きく変わっていく可能性として、一消費者としては楽しみにしていたい部分でもありますね。

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