機械だって言語を持っているのだ!
コラム私達が普段話している日本語。
小さい頃から親やその他の人が喋っているのを聞いて
小学校でひらがなやカタカナ更には漢字も含めて、書いたり発音したり学習してきた結果
私達はスムーズに母国語である日本語を何不自由なく理解し、使用しています。
さて、これがもしアムハラ語(エチオピア)やケチュア語(ボリビア等)となるとどうでしょう。
日本語を母国語とする私達ではもはや到底理解できない領域となるでしょう。
YesかNoかも分からない。
ましてや命令かお願いなのかも分からない。
何一つ理解が出来ないまま呆然と立ち尽くしかなくなるのは容易に想像できます。
機械が理解出来る言葉
同様に機械(コンピュータ)にも母国語なるものが存在しています。
その名もまさに「機械語(マシン語)」。
では少しだけ機械語を話していただきましょう。
“00010000 11001101 00110010 00000000
00000001 01110110 00000001
00010000 00010000 00000000 00001000
00010000 00100000 00000000 00001001”
※イメージです
ありがとうございます。
ものの見事に0と1だけです。
これが機械の母国語なのです。
驚くほどに理解不能ですね。
アムハラ語やケチュア語等の外国語もそうだと思いますが、
勿論勉強すれば読み書きや会話はできるようになるでしょう。
しかしそれらをスムーズに出来るようになるには膨大な時間がかかるのは間違いありません。
その上機械には機械語以外を理解しようとする気概はありません。
そんな時に通訳が手助けをしてくれます。
例えば機械に「43+78を計算して」という命令を出すと、通訳が0と1に変換して機械に伝えてくれます。
通訳の活躍により、人間が出す命令を機械に理解してもらい、機械は言われた事を実直に実行します。
ありがたい事です。
でなければ私たちはプログラミングにおいて複雑になっていく命令を
膨大な0と1で構成していかなければなりません。
まず間違いなくすぐに眼精疲労になります。
是非とも!
皆様、物は試し。
せっかくなので機械語に挑戦してみるのはいかがですか?
私は遠慮させていただきます!!!
株式会社Knocknote代表取締役。大学卒業後不動産営業に従事した後、ITの重要性を強く感じエンジニアへ転職。ソーシャルゲーム開発、スマホアプリやPepperアプリの企画及び開発、高校でのプログラミング講師などの業務に携わる。2017年1月に創業。現在はプログラミング教育事業、システム開発事業を展開。今後は海外向けの教育事業をさらに拡大させていく事が目標。著書:『作って学べるUnity超入門』(技術評論者)