子供もわかる経済学-part1-
コラム夏休み如何お過ごしでしょうか。今年は東京は1977年以来40年ぶりに15日連続の雨ということであまり夏休みらしい天気ではありませんが。そのせいもあって日照不足で野菜の流通量が減り、7月下旬に比べてキャベツが3倍の値段になったりしているようです。生きていく上で無視できない経済学ですが、私は子供の頃、新聞を読んでみなさいと先生に言われたりしましたが難しすぎてさっぱりでした。そこで今回は「子供もわかる経済学」ということで、その第1回になります。第1回はGDPとGNPについてです。
GDPってなに?
例えばニュースでGDP前期比+○%などといっていて、「GDPってなに?」と子供に聞かれたとして、「国内総生産だよ」と答えたとしても必ずといっていいほど「国内総生産ってなに?」となるかと思います。そんな時には子供の目線にたってわかりやすい例で説明してあげることがとても大切だと考えます。
子供もわかるGDP(国内総生産)
GDPとはGross(総計)Domestic(国内)Product(生産)の略です。ざっくりいうと1ヶ月や1年間等、一定の期間でどれくらい国内で儲けたかという指標です。
例えば子供が自動販売機でジュースを欲しがります
ジュースを作ってれる会社:材料が30円かかったジュースを70円で自動販売機で売ってくれる会社に売ります
自動販売機で売ってくれる会社:70円でジュースを作ってくれた会社から買ったジュースを120円でジュースを飲む人に売ります
ジュースを作ってくれる会社:70円-30円で40円の儲け
自動販売機で売ってくれる会社:120円-70円で50円の儲け
この40円+50円の合計90円がGDPです。
GNP(国民総生産)
仮に上記のジュースを海外の自動販売機で売り、日本人が飲んだとしてもそれは国内ではないのでGDPにははいりません。
また、メジャーリーグで活躍する野球選手も国内ではないのでGDPにははいりません。
それらは、GNPにはいります。GNP国民総生産=Gross(全体)National(国民)Product(生産)です。
以前はGNPを重視して統計をとっていたのが、最近は統計をとる簡単さと、より現実的なことからGDPが主流になっています。
株式会社Knocknote代表取締役。大学卒業後不動産営業に従事した後、ITの重要性を強く感じエンジニアへ転職。ソーシャルゲーム開発、スマホアプリやPepperアプリの企画及び開発、高校でのプログラミング講師などの業務に携わる。2017年1月に創業。現在はプログラミング教育事業、システム開発事業を展開。今後は海外向けの教育事業をさらに拡大させていく事が目標。著書:『作って学べるUnity超入門』(技術評論者)