非エンジニアでも知らないとヤバイSQL Part5 〜UPDATEとDELETEでデータを編集〜
コラム非エンジニアでも知らないとヤバイSQL Part5 ~UPDATEとDELETEでデータを編集~
前回はテーブルにデータを追加するためのINSERT文について学びました。
SQLについてから気になる方は非エンジニアでも知らないとヤバイSQL Part1をご覧ください。
前回のおさらい
前回学んだINSERT文はテーブルにデータを追加するためのSQL文でしたね。
[sql]INSERT INTO t_employee VALUES(9,’山本’,23,’女’);[/sql]
こういうのです。忘れてしまった方はこちらから→非エンジニアでも知らないとヤバイSQL Part4 〜INSERT句でデータを追加〜
今回のテーマ
さて、今回勉強するのは「UPDATE」「DELETE」です。
「UPDATE」はデータを更新するためのSQL文で、
「DELETE」はテーブルからデータを一行ずつ削除していくSQL文です。
※「DELETE」以外に「TRUNCATE」と「DROP」という削除のSQL文がありますが、それぞれ別のものです。それについてはまた今度学んでいきましょう。
「UPDATE」文って?
では「UPDATE」からですね。「UPDATE」はデータを更新したい場合に使うSQL文で、このように書きます。
[sql]UPDATE (テーブル名) SET (列名)=(データ);[/sql]
例えば、このテーブルのデータを変えたいときは
こんな風に書き換えます。
[sql]UPDATE t_employee SET name=’鮎川’AND age=’20’ WHERE no=5;[/sql]
UPDATEの後にテーブルを選択肢、どこの列にどんなデータを入れなおしたいかをSETで指定すればいいんですね。
「DELETE」って?
「DELETE」文はデータを削除したいときに使う文です。
SQL文はこのように書きます。
[sql]DELETE FROM (テーブル名);[/sql]
これでテーブルからデータを削除できます。
実際にやってみますね。
[sql]DELETE FROM t_employee;[/sql]
はい、これで全部のデータを消すことができました。
しかし、DELETE文は全部のデータを消すだけではなく、WHERE句で場所を指定することもできます。
こんな風に書くことで
[sql]DELETE FROM t_employee WHERE no=5;[/sql]
データの一部を消すことができます。
まとめ
UPDATE文とDELETE文はデータを更新し、削除するものです。データベースを更新、削除することは頻繁にあります。この文の使い方を覚えておくと非常に便利になるでしょう。
次回は今回やったDELETE文と似ていてまぎらわしい「TRUNCATE」と「DROP」文について学びましょう。
株式会社Knocknote代表取締役。大学卒業後不動産営業に従事した後、ITの重要性を強く感じエンジニアへ転職。ソーシャルゲーム開発、スマホアプリやPepperアプリの企画及び開発、高校でのプログラミング講師などの業務に携わる。2017年1月に創業。現在はプログラミング教育事業、システム開発事業を展開。今後は海外向けの教育事業をさらに拡大させていく事が目標。著書:『作って学べるUnity超入門』(技術評論者)