Scratchでメッセージを使おう
コラムメッセージって何?
メッセージは『メッセージを送る』というブロックを使い同じタイミングで他のことをしたいときに使います。
たとえば下のようなスプライトを作ってみましょう。
このように2つのことを同時にすることができます。
Scratchだと、『1秒待つ』、『〇〇と2秒いう』、『おわるまで〇〇のおとをならす』というブロックを使うとスクリプトの動きを止めてしまいます。
しかし、メッセージの機能を使うと2つのことを同時にしてくれるので動きを止めなくても動いてくれます。
Scratchには、他の動きを止めて動作するブロックが何個もあるので、動きを止めたくない時はメッセージを使いましょう。
メッセージを使ったよくある失敗
日頃生徒たちから、『メッセージ』を使ってうまく動かないというケースがあります。
まずは、下のようにスクリプトを作ってみましょう。
一回だけスペースキーを押すとちゃんと「にゃー」と鳴きますが、、、
スペースキーを押しっぱなしにしてみましょう。
「にゃにゃにゃにゃにゃ」とちゃんと動作してくれません。
これは、『ずっと』の中に入っているので、押されている間ずっと『メッセージ』を送り続けてしまいます。
『メッセージをうけとったとき』は『ずっと』受け取り続けてしまうのでこのような結果になってしまいます。
この場合は何かしら止める動作が必要です。
『1秒待つ』、『〇〇と2秒いう』などを入れて一旦送るのを止めてしまう方法や、『このスクリプトを止める』などを使って完全に止めてしまうのも方法の1つです。
メッセージの機能はとても便利ですが、使い方を間違えてしまうと、扱いにくくなってしまいます。
『ずっと』の中に『メッセージを送る』を入れる時はそこのところを気をつければうまく使うことができます。
皆さんも、どんどん『メッセージ』を使ってみましょう。
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株式会社Knocknote代表取締役。大学卒業後不動産営業に従事した後、ITの重要性を強く感じエンジニアへ転職。ソーシャルゲーム開発、スマホアプリやPepperアプリの企画及び開発、高校でのプログラミング講師などの業務に携わる。2017年1月に創業。現在はプログラミング教育事業、システム開発事業を展開。今後は海外向けの教育事業をさらに拡大させていく事が目標。著書:『作って学べるUnity超入門』(技術評論者)