プログラミング教育新聞 2025年2月号|TETRA UP
お知らせ
目次
🚀今月のTETRA UPニュース
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Robloxコースの体験授業を取材していただきました!
TETRA UPでは、昨年2024年11月より新しくRobloxコースを開講いたしました。
今全世界で話題となっているRobloxでのプログラミングを取材したいとお声がけいただき、1月に公開されましたので是非記事をご覧になってみてください!
今すでにスクラッチコースやロボットコースを受講されている生徒さんも、新コースRobloxコースの無料体験授業に参加できます!
またお友達と一緒に参加されたかた、お友達をご紹介されお友達が入塾された場合にどちらも1ヶ月授業料が無料になるキャンペーンも開催中です。※2
※1 体験授業後、1週間以内のご入塾に限り入会金が無料となります。
※2 3ヶ月以上継続された場合に3ヶ月目の授業料が無料になります。
📰 プログラミング教育TOPICS
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2-1.AI時代にプログラミングスキルは必要か
先日、「AIがあるのに、なぜ英語を学ぶのか?」(日経経済新聞)という記事を目にし、小学校の授業で「AI翻訳が発達した今、英語を学ぶ必要はあるのか?」を考える興味深い記事を拝見しました。
動画がありましたので、以下に引用させていただきます。
この議論はIT業界でもよく議論されています。AIの進化とともに「プログラマー不要論」が浮上し、「これからはAIがコードを書いてくれる時代になる」との意見も増えています。しかし、現時点では「プログラマーが完全に不要になる」時代はまだ訪れていないと、多くの専門家が指摘しています。
AIを使いこなすため
AIは非常に便利なツールですが、適切に指示を出すためには “プログラミング的思考” が求められます。AIに指示を与えることは、ある意味「自然言語(日本語や英語)でプログラムを書く」ことに近い行為です。
では、プログラミングを知らない人が、AIに正しい指示を与えられるでしょうか?
例えば、ちょっとしたバグ修正や最適化が必要なとき、プログラムの基本を理解していれば数行の修正で済む ところを、AI任せにすると大幅な手間がかかるかもしれません。AIの活用が進むほど、コードを読む・編集するスキルはむしろ重要になってくるでしょう。
創造的な開発が求められるため
AIはコードを自動生成できても、何を作るべきか考えるのは人間です。
世の中にどのような問題があり、どのようなシステムが必要かを考えるのは人間ですし、そもそもノーコードやローコードと言われるプログラムを書かず(最低限)に必要なボタンを押していくだけでサイトやアプリを作ってくれるものが既にありますが、このようなサービスや生成AIそのものを作るAIは現在見かけたことがないです。(あったらすみません。)
AIの進化は目覚ましいものの、プログラマーが不要になる未来はまだ先の話。むしろ、AIを使いこなすための プログラミングスキル は、今後ますます重要になるかもしれません。
2-2.3歳から始めるプログラミング教育
なぜ幼児期からはじめるのか
では、論理的思考やプログラミング的思考を養うためには、何歳から始めるのがよいでしょうか?
結論、学童期に無理なく学習を進めるためには、幼児期から考える力=思考力を鍛えていくのがよいでしょう。
脳の発達を考えると、幼児期後期(3~6歳)は**「思考の土台」を作る重要な時期** です。 この時期の子どもは遊びを通じて「順序を理解する力」や「試行錯誤する力」が育ちます。なぜ?どうして?を繰り返していけるよう第3者(保護者や保育者)の関わりがより思考力の向上・プログラミング的思考の基礎の形成を引き上げてくれるでしょう。
一方、学童期(6歳~)では**「論理的に考える力」が本格的に発達** します。 論理的に考える(論理的思考)とはプログラムの意図を正しく理解し、自分で組み立てる力が必要になるため、スクラッチやロボットプログラミングのような実践的な学習が効果的です。 つまり、論理的に考えるためには思考力が必要であるために、 幼児期から「考える力」を育み、学童期に「実践力」を高める流れが最適といえるでしょう。
児童期からのプログラミング的思考の育成も十分に効果的
幼児期に比べるとスタートが遅れるものの、論理的に考える力は学童期でも十分に伸ばせます。 6歳頃からは、因果関係を理解し、目的に応じて試行錯誤できるようになるため、プログラミング学習を本格的に始めるのに適した時期です。
スクラッチやロボットプログラミングなどのツールを使えば、楽しく学びながらプログラミング的思考を養えます。また、算数や理科と関連付けることで、学習効果も高まります。
幼児期に学ばなかったからといって身に付かないわけではありません。
児童期から始めてもプログラミング的思考は身につきます。 ただし、年齢が上がるほど「難しそう」「苦手」と感じる子も増えるため、より楽しく学べる環境の工夫をすることが重要となってきます。
2-3.プログラミング能力検定の活用方法
お子様がプログラミングを習い始めると、学習成果や習熟度を把握したいとお考えの保護者の方も多いと思います。そんな時ににおすすめしたいのが、「プログラミング能力検定(プロ検)」です。
プロ検を受検することでプログラミングの基礎知識を体系的に測定し、お子様の学習の進捗を明確に示してくれます。
なぜプロ検を受験するべきか?
- 学習のモチベーション向上:目標を持つことで、お子様の学習意欲が高まります。
- 習熟度の客観的評価:検定結果を通じて、現在の理解度や今後の学習方針を明確にできます。
- 将来の進路選択に有利:検定資格は、進学や就職時のアピールポイントとなります。
お子様のプログラミング学習をより充実させるために、ぜひ「プログラミング能力検定」の受験を検討してみてください。
質問や不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせお待ちしています😊
👨👩👧 保護者向けコラム
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テーマ: 「プログラミングを理解する」
子どもが学校や習い事でプログラミングを学ぶようになっても、「プログラミングって何?」と疑問に思う保護者は少なくありません。保護者の方々とお話を交わす中で
・何もわからないから教えられない
・何かやっているみたいだけど、何をやっているのかわからない
・子どもが作ったゲームの話をしてくれるけど、何を言っているのかわからない
こんな声を多く聞きます。プログラミング未経験の昭和や平成生まれの保護者にとっては、なじみのない世界ですよね。今日はちょっとだけでも「へぇ~プログラミングってそういうことなんだ」と理解していただけたら嬉しいです。
身近にあるプログラミング
エアコン
- スイッチがオンになる
- モーターを稼働させる
- 温度センサーで室温をチェックする
- 設定温度より高ければ、冷たい風を送る
- 設定温度より低ければ、温かい風を送る
オフになるまで2と3を繰り返します。
エアコンの「風を送る」という機能は、このように動きを分解することができます。
お掃除ロボット
- スイッチがオンになる
- モーターが回転する
- 前進する
- もし何かにぶつかったら、停止
- 少し下がって回転
こちらもオフになるまで3を繰り返します。
お掃除ロボットの「掃除をする」という機能も、動きを分解をすることができます。
もっと詳しいことを言えば、こんなに簡単なプログラムではないのですがざっくりプログラムをイメージするくらいにはこれでよいと思います。
では身近な電化製品のプログラムを思い描いてみてください。
炊飯器はどうでしょうか?洗濯機はどんなプログラムでしょうか?
このようにある動きを達成するために、細かな命令の組み合わせていくことが”プログラミング”なのです。
😌TETRA UP講師の想いーPart2 教育のあり方ー
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第2回はプログラミング教室「TETRA UP」四谷本校 講師の永田がお送りいたします。
私は2021年11月にTETRA UPを運営する株式会社Knocknoteに入社しました。
私は2021年11月にTETRA UPを運営する株式会社Knocknoteに入社しました。 元々は幼稚園教諭として従事しておりましたが、夢見ていたアメリカへ飛び、日本語教室で幼児から小学生までの講師をしました。
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今思うとIT業界で世界的に有名なApple、Google、Meta(FaceBook)、スタンフォード大学などが集まるエリアの教室だったので、足を運んでおけばよかったなぁと後悔です(笑)
現地ではアメリカで企業をした教室長(日本人女性の方でした)と一緒に働いていく中で、教育に関する熱い思いと、海外で企業するという生き方(キャリア)にとても感銘を受けたことを思い出します。
私は新卒当時、遊びを主体に子どもたちの成長を促す幼稚園で働いていたので、「子どもは遊びの中で自然と学び、育つんだ!」という信念を持ちながら日々学びに繋がる環境づくりや声かけの保育に励んでいました。
ですがアメリカの教室では一転、私には厳しく感じる保育でした。幼児部では基本的には学び(運筆やフラッシュカード)の時間や、制作の時間で大半が過ぎていくので、「もう少し遊びの時間をとったらいいのに」と。もちろん、楽しく学べるようにたくさんの工夫はありましたが。
教室長の教育方針として、駐在の日本人の子どもが多かったこともあり「いつ日本に帰っても、恥ずかしい思いをしないように」との思いがあり「あぁ、なるほどな」と腑に落ちました。
アメリカと日本の教育の違い、つまり「ハードスキル」と「ソフトスキル」という教育の評価制度の違いがあるのだと感じました。
日本では、テストで測定される知識や技術であるハードスキルが重要視されていますが、アメリカではハードスキルのみではなく、コミュニケーション・クリティカルシンキング・問題解決力・協調性などの測定できない技能であるソフトスキルも重要視されます。多様な人種や価値観が混在する欧米では、自分の考えを明確に言葉で伝えなければ、正しく理解してもらえません。議論や意見交換を通じて、お互いを理解し、より良い関係を築くことが求められるからです。
さて、以上のことから今後の日本の教育はどのように変化していくでしょうか。 今までの通りハードスキルのみ高い人材が必要とされるでしょうか。
私はグローバル化が進む現代で、今まで通りの教育が通用するとは思いません。 「これからの時代を生きる子ども達が楽しみながら、未来に活きるソフトスキルを身に付けるお手伝いがしたい」 そんな願いから帰国後、私はプログラミングという道に飛び込みました。
”自分の思いを、間違えてもいいから発言できる場を作る”
”なぜ?どうして?本当にそうなのか?を深く考える力を養う”
をプログラミングを通し育むことができるよう、TETRA UPでは授業に取り組んでいます。
測定できないスキルだからこそ、ちゃんと成長しているか親御様は不安ですよね。 そんなときは是非教室でどんな授業を行っているかを見に来ていただければと思います。
拙い文章ですが、最後までご一読いただきありがとうございました。
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国内外の幼児~小学校教育に携わり、現在子ども向けプログラミング講師として従事。
ただプログラミングを教えるだけではなく、子ども1人1人と保護者、そして教室と相互に関わり合い成長していけるように日々取り組んでいます!