デスクワークで腰を痛めないためにすべきこと3選
コラムいつの時代もデスクワーカーにとって腰痛・肩こりは大きな課題ではないでしょうか?
同じ姿勢を長時間続けて身体が痛くなったという経験をしたことがある方は多いと思います。
身体を痛めずに仕事をすることができたらいいですよね。生産性の向上にもつながると思います。
ここでは座りながら仕事をするときに身体を痛めない方法をまとめてみました。
良くない姿勢
もともと、人間の身体は長時間デスクワークできるようにはなっていません。
腰への負担は立っているときよりも40%も多いと言われてます。
まずは、多くのデスクワーカーがやってしまいがちな悪い姿勢の例を紹介します。
椅子に浅く座る
姿勢が不安定になってしまうのでバランスが悪く、腰に負担が大きくなってしまいます。
背筋を曲げて座る
この姿勢に思い当たりのある人もいるのではないでしょうか?
パソコンを覗き込んでいると、目線が下向きになり背中も丸くなってしまいがちです。
そして背中が丸まると骨盤が後ろに行き、座る姿勢がつらくなってきます。
足を組む
足を組む癖がある人は腰のゆがみがある可能性があります。身体のバランスを取ろうとして足を組んだときに気持ちよく感じるのだそうです。
背骨や骨盤がゆがんでしまうのでやめた方がいいです。
するべきこと
1.背筋を正す
よく「背筋を正しなさい」と言われると、胸を張って背筋をピンと張った状態にする子がいますが、これは逆効果で反り腰になり背筋がピンと張ってしまいます。
正しい猫背の伸ばし方の感覚をつかむにはひざ立ちをしてみてください。猫背の人なら背筋が伸びて息をするのが楽になるのがわかると思います。これは腿の骨が骨盤に安定して乗り、無条件に背筋が伸びるためです。
ひざ立ちで感覚をつかむと正しい猫背が出来、正しい姿勢に近づけるはずです。
また、肩が上がりがちな人は肩をあげないようにすることも心がけてください。
肩があがってしまうと背中の筋肉が丸まり正しい背筋をキープしにくくなります。キーボードの高さも調整するといいです。私もこの方法を実際に試したら楽に感じました。
2.椅子に正しく座る
普段、椅子に座るときどんな姿勢をしてますか?
身体を丸める姿勢は背中・肩・腰への負担が大きく、いい姿勢とは言えません。
浅く座ってダラーンとした姿勢は体が伸びて一時的には楽に感じるかもしれません。ですが、この姿勢は腰に負担がかかり、長期的に座り続けるのはおススメできません。
いい姿勢とは、骨盤を立てて椅子に深く腰をかけ、約5度ほど前傾になりまっすぐに座る姿勢です。
深く座り骨盤を立てて軽く前傾してあげることで背中のカーブが自然な形になり、負担のない姿勢になります。
3.モニター・キーボードの位置を変えてみる
最後は、環境の改善です。座ってる姿勢が正しくてもデスク周りのものの位置が悪いと身体の負担になります。
以下がデスク周りの正しい画像です。
出典:FUJITSU
この画像を見ながら
・モニターの角度は適切か?
・椅子は自分にあってるか?
・キーボードの高さは適切か?
等を確認してみてください。
また、少しお金が張るかもしれませんが、正しい姿勢にしてくれるアーロンチェアやモニターの位置を変えてくれるアームの導入も手の一つです。実際、これらを導入して社員の生産性がアップした企業もあるそうです。
しかし、周りのものを揃えたからと言って正しい姿勢をしなくては効果はありません。意識して正しい姿勢にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
同じ姿勢をずっと続けるデスクワーカーにとっては身体の痛みは永遠の課題とも言えると思います。
生産性をあげるためにも有用だと思うのでぜひ3点を実践して身につけてみてください。
株式会社Knocknote代表取締役。大学卒業後不動産営業に従事した後、ITの重要性を強く感じエンジニアへ転職。ソーシャルゲーム開発、スマホアプリやPepperアプリの企画及び開発、高校でのプログラミング講師などの業務に携わる。2017年1月に創業。現在はプログラミング教育事業、システム開発事業を展開。今後は海外向けの教育事業をさらに拡大させていく事が目標。著書:『作って学べるUnity超入門』(技術評論者)