Roblox(ロブロックス)でゲームを作る方法!初心者向けプログラミングガイド
コラム目次
Robloxは、世界中の子供たちや大人に大人気のプラットフォームです。自分でゲームを作ったり、他のユーザーが作ったゲームを楽しんだりできる点が魅力です。本記事では、初心者がRobloxでゲームを作る方法を分かりやすく解説します。
1.Roblox(ロブロックス)とは
Robloxの概要と魅力
Robloxは、ユーザーが自分でゲームを作成し、公開できるプラットフォームです。プログラミング初心者でも直感的に操作できるツールが揃っています。そしてその人気は全世界にわたり、2024年現在では1日のアクティブユーザーが7,770万人、WEBサイト訪問数7億9200万回超え、合計ダウンロード数が3億8300万にも上ると言われています。(※2024年6月末時点)これからもDAU10億人をも目指しますます挑戦している段階の世界では超人気ソフトなのです。
子供向けプログラミング学習に最適な理由
Robloxは視覚的に理解しやすく、ゲームを通じて楽しくプログラミングを学べるため、子供にもぴったりです。まるでマインクラフトのように可愛らしくブロックの様な見た目が特徴的です。
また、Robloxについてもっと知りたいという方はコチラの記事も是非ご覧ください。
>>Roblox(ロブロックス)キャラクターとアバターの作り方完全ガイド:自作やカスタマイズのコツ
>>パスワード忘れた?Roblox(ロブロックス)の始め方やログイン方法も
2.Robloxでゲームを作るための基本ステップ
アカウントの作成とセットアップ
Robloxの公式サイトでアカウントを作成し、初回ログインします。実際の手順と詳細については「Robloxのアカウント作成とログイン方法」にて解説していますので、ご覧ください。
必要なツールとソフトウェアのインストール
Roblox Studioをダウンロードし、インストールする必要があります。これは無料で利用可能です。簡単な作業ですので、コチラ「Robloxのダウンロードとインストール方法」に従って進めてみてください。
上のリンクからまとめてインストールまで進めた方は、飛ばしてしまって問題ないです。
>>パスワード忘れた?Roblox(ロブロックス)の始め方やログイン方法も
3.Robloxプログラミング入門
3-1.RobloxStudioの画面説明と基本操作
まずは先ほどダウンロードしたRobloxStudioを開きます。
次に左上のNEWを押してBasetempleteを選択しましょう。
上部のPartsからBlockを選択すると画面上に出現します。
画面左上のMove、Scale、Rotateでこのパーツを操作することができます。
好きなところに配置したら左上のPlayを押して遊んでみましょう。作成したアバターが出現するので、以下の基本操作で動いたりジャンプしたりしてみましょう。
Roblox上での基本操作についてです。色々と動かして遊んでみましょう。
- W/上カーソル 前に移動します。
- S/下カーソル 後ろに移動します。
- A/左カーソル 左に移動します。
- D/右カーソル 右に移動します。
- スペース ジャンプします。
- 1,2,3… ツールを付ける、または付けているツールを外します。
- バックスペース ツールを手放します。
- 左クリック ツールを使用します。
- 右ドラッグ カメラの表示アングルを変えます。
- マウスホイール 画面をズームアップしたり、ズームダウンしたりします。
- I ズームインします。
- O ズームアウトします。
次に実際にScriptを追加してみましょう。先ほどのブロックのよこの+ボタンを押してScriptを選択してください。エディターが立ち上がります。いよいよプログラミングのスタートです。
3-2.Lua言語の概要
RobloxではLuaというプログラミング言語を使用します。なかなか聞いた事ない方に多いと思いますが、実はみなさんも知っているあのゲームでも使用されたりしています。
まずは基本的な構文を学びましょう。自動で立ち上がったエディターには以下の様に書いてあるはずです。
print("Hello, world!")
3-3.デベロッパーコンソールの開き方。初めてのHello World!
RobloxStudioではDeveloperConsoleというものを使って開発中のログを確認することができます。Robloxに限った話ではありませんが、開発中にログの表示は数値の確認や、処理が正常に行われているか確認するためにとても大切な役割をもっています。
さっそく実際にDeveloperConsoleを開いて先ほどのHello world!を確認してみましょう。
まず、Playボタンを押してゲームを再生します。するとチャットがでてくるので、そこに /console と入力してみてください。
すると先ほど追加したBlockに+したscriptの内容が確認できるはずです。
Hello World!は確認できましたか?
3-4.初心者向けの簡単なスクリプト
次に、基本的なオブジェクト操作を学びます。上記のコードを以下の様に書き換えてみましょう。
local part = script.Parent
local rotationSpeed = 40
local deltaTime
local rotation
while true do
-- 待機
deltaTime = wait()
-- rotationSpeedに経過時間をかけて回転量を算出
rotation = CFrame.Angles(0, math.rad(rotationSpeed * deltaTime), 0)
-- パーツに回転量の適用
part.CFrame = part.CFrame:ToWorldSpace(rotation)
end
Playをおしてみてください。先ほどおいたパーツがグルグルと回転するはずです。
4.Robloxスクリプトの基礎
4-1.基本的なスクリプトの構成
Roblox Studioでゲームの環境を設定し、オブジェクトを配置します。
オブジェクトに対して動作を設定する簡単なスクリプトを書いてみます。今回は障害物がプレイヤーに触れるとゲームオーバーになるスクリプトを作成します。
local obstacle = script.Parent
obstacle.Touched:Connect(function(hit)
if hit.Parent:FindFirstChild("Humanoid") then
game.Players:WaitForChild("LocalPlayer"):Kick("Lol")
end
end)
4-2.オブジェクト操作とイベント処理
スクリプトを使ってオブジェクトの動きを制御し、イベントをトリガーする方法を学びます。
4-3.効率的なコーディング方法
コードを読みやすく、効率的に書くためのベストプラクティスを紹介します。効率的なテクニックとしては、コードをモジュール化し、再利用可能な関数を作成することが重要です。
local function createObstacle(position)
local obstacle = Instance.new("Part")
obstacle.Position = position
obstacle.Parent = workspace
end
createObstacle(Vector3.new(0, 10, 0))
createObstacle(Vector3.new(10, 10, 0))
4-4.よくあるエラーとその対処法
デバッグツールを使って、エラーを発見し修正します。エラーが発生した場合、Outputウィンドウで詳細を確認しましょう。
5.まとめ
Robloxでプログラミングを学ぶことで、子供たちは創造力を高め、論理的思考を養うことができます。次のステップとして、オンラインリソースやコミュニティを活用し、さらなるスキルアップを目指しましょう。
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また、Robloxについてもっと知りたいという方はコチラの記事も是非ご覧ください。
株式会社Knocknote代表取締役。大学卒業後不動産営業に従事した後、ITの重要性を強く感じエンジニアへ転職。ソーシャルゲーム開発、スマホアプリやPepperアプリの企画及び開発、高校でのプログラミング講師などの業務に携わる。2017年1月に創業。現在はプログラミング教育事業、システム開発事業を展開。今後は海外向けの教育事業をさらに拡大させていく事が目標。著書:『作って学べるUnity超入門』(技術評論者)