【夏休み】自由研究のおすすめは電子工作!!
コラム「お父さんが子どもの頃は、ラジオを自分で分解したり組み立てたりして遊んだもんだ」なんて話を、筆者(20代後半)が子供の頃は、父や近所のおじちゃん達からよく聞かされたりしていました。
また小学校の同級生のなかでも、クラスに1人か2人はPCを組み立てていたり、キットやパーツのセットが毎週発刊されて徐々に完成させていくロボットを作っている友人がいました。
ラジオの組み立てから、PCや簡単なロボットの組み立てと、電子工作も時代とともに進化しているんですね。最近の電子工作の特徴は、「マイコン」というものを中心にして進めていくのが主流となってきています。
またマイコンを通じてインターネットに繋いで情報のやり取りも簡単にできるようになり、「IoT : Internet of Things(モノのインターネット)」という言葉が飛び交うようになりました。
そこで今回は最新の「電子工作」事情についてご紹介します。
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電子工作とは
電子工作と聞いて、どんなイメージが思い浮かびますか? 中学校の技術の授業などで電子部品を使った物作りをやってから一度も電子工作なんてやっていないという方なら、一部のマニアが夢中になってはんだ付けをやっているイメージが強いかもしれません。
趣味でやるにしてはちょっと敷居の高い感じがありますよね。
冒頭でも触れたように、最近の電子工作は「マイコン(マイクロコンピュータ)」というものを中心にして行われることがほとんどのようです。
マイコンを回路に組み込んで、プログラムを書くことで、これまでの電子工作ではできなかった複雑な制御が簡単にできるようになってきています。
少し学べば誰でもセンサーを組み合わせて便利な道具やロボットのようなものを作ることができるんです。
インターネットに繋いで情報のやり取りを行うようにすれば、さらにできることの幅をぐんと広げられます。
冒頭でも少し触れた最近よく聞く「IoT(モノのインターネット)」がこの領域になりますね。
パソコンじゃダメなの?
ここで、「マイコン」と「パソコン」の違いについてみてみましょう。
そもそもマイコンとは、micro computer(マイクロコンピュータ)の略で「超小型コンピュータ」を意味するもので、最近ではさまざまな機器の制御用としてのmicro controller(マイクロコントローラ)として用いられることが多くなり、多くの家電品に使われているようです。
パソコンはというと、ワープロ、動画編集、様々なアプリケーションソフトなどで、汎用的に便利に使うことが出来るものです。
実はパソコンでも、「LEDを点滅させる」「部屋の温度を測定し表示させる」などは可能です。
ですが実際に行うには逆に設定や他の機器と繋げるとなると面倒なことが多くなったり、温度測定のためにわざわざパソコンを用いるとコストがかなりかかってしまいます。
一般的に電子工作を行うには、使いたい電子部品の制御を行う箇所だけでなく、電源を供給する仕組み、電子部品やいろいろなパーツを制御するためのインタフェースや論理的な回路、さらに制御内容によってはプロセッサの装備などのたくさんの部品をつなぎ合わせる必要があります。
要するに、パソコンは何でもできるけど、工作に用いるにしては大きすぎるしコストがかかりすぎるから、必要最低限の機能を備えた小さなマイコンを工作には用いようといういことなんですね。
マイコンのいろいろ
ここでよく知られているマイコンを3つ紹介しましょう!
Raspberry Pi
ケンブリッジ大学のEben Uptonが、スマートフォンやタブレットの大東により、子ども達がプログラミングを学ぶための手軽なパソコンがなくなっていることに危機感を覚えて開発されたのが、Raspberry Piです。2012年の発売以来800万個以上を売り上げ、わずか4年のイギリス製としては最高の売り上げを誇るコンピュータとなっているようです。
出典:https://www.raspberrypi.org/products/raspberry-pi-3-model-b-plus/
Ardino
Ardino LLC社とArdino S.R.L.社が開発および提供するマイコン。ArdinoもRaspberry Piと同様に初心者でも比較的簡単に使えることから世界的にヒットし、現在ではインタラクションデザインの分野だけでなく、電子工作や教育など幅広い分野で活用されています。
出典:https://store.arduino.cc/usa/arduino-uno-rev3
IchigoJam
手のひらにのせられる大きさの、プログラミング専用こどもパソコンで、IchigoJamにテレビとキーボードをつなげば、すぐにプログラミングを始められます。インターネットへの接続や難しい設定は必要ありません。
出典:https://ichigojam.net/about.html
初心者向けプログラミング言語BASICを使っているので、事前にプログラミングの高度な知識や技術を学ぶ必要はなく、気軽にプログラミングを体験できます。
また、抵抗などの部品を基盤にはんだ付けして組み立てて、電子工作を体験することもできます。
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電子工作を体験してみよう!
電子工作といっても、初めてだと何をどうすればよいのか・・・、電子回路なんかも難しそう・・・。経験の無い分野だけにそう感じて苦手意識を持ってしまう方も多いかと思います。
TETRA UPが毎年開催する「電子工作を使った自由研究」では、電子工作が初めてのお子さんでも丁寧にサポートします。
是非この夏に、お子様の未来を豊かにするプログラミングを親子で体験してみてください。
全国放送のTV局3局の取材が入るなど大注目だった一昨年。連日満席で大盛況の内に終わった昨年。
作った作品を持ち帰れるのはもちろん、レポートの提出用紙までサポートする充実の内容となっております。
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株式会社Knocknote代表取締役。大学卒業後不動産営業に従事した後、ITの重要性を強く感じエンジニアへ転職。ソーシャルゲーム開発、スマホアプリやPepperアプリの企画及び開発、高校でのプログラミング講師などの業務に携わる。2017年1月に創業。現在はプログラミング教育事業、システム開発事業を展開。今後は海外向けの教育事業をさらに拡大させていく事が目標。著書:『作って学べるUnity超入門』(技術評論者)