【夏休み】もはや常識?自由研究にプログラミングをしてみよう
コラム突然ですが、毎年の自由研究のテーマ選びに困惑するお子様を見て、なにか良いアドバイスができないかと悩む親御様も多いのではないでしょうか。
実験や観察で記録をとってまとめさせたいけど、記録を取り忘れたり、実験に失敗したらどうしよう。
工作で何か作らせたいけど材料費が高くつきそうだし、作るのに失敗したり、学校に持っていくまでに壊れたらどうしよう。
いろいろ考え出すと不安なことが頭に浮かんでしまって、なかなか前に進まない。そんな親御様にはプログラミングを使った自由研究をさせてみるのをお薦めします。
プログラミングを自由研究になんてハードルが高い。と思われるかもしれませんがそんなことはありません。
自由研究にプログラミングをお薦めする理由をメリット・デメリットをお伝えしつつお届けします。
メリット
費用がかからない
そんなわけあるか!と思うかもしれませんが子ども向けプログラミングソフトは、無料で利用できるものが非常に多くあります。
Webブラウザ上で 動くものが多いので、ネットが繋がっているPCが1台あればOK。プログラミングソフト単体で利用でき、難しい環境の構築なども必要なくすぐに始められます。
また、PCがなくてもタブレットで利用可能なソフトは多くあります。
もしPC、タブレットの両方が用意できなくてもご安心ください。スマホで利用可能なソフトもありますので諦めることはありません。どうしてもPCでやってみたい場合はネットカフェなどを利用するのも良いでしょう。
壊れない
プログラミングは失敗しても何度でも作り直せるので、工作で作るのに失敗したときのように新たに材料を買うようなことはありません。
また、データは物質ではないので、保存をちゃんとすることや記録媒体の扱いをしっかり行えていれば壊れるような事もありません。
時間などの制約が無い
植物などの観察は、基本的には同じ物を決まった時間に毎回記録を取りますが、プログラミングはPCやタブレットなどがあればいつでもどこでもできます。
お父さんの実家に1週間遊びに行くからアサガオも一緒に持って行かなくちゃ。なんてことにはなりません。
直感的に操作できる
子ども向けプログラミングソフトではビジュアルプログラミングが多く採用されています。プログラムコードの記述が無くても視覚的な操作でプログラミングができるようになっていて、ドラッグ&ドロップの簡単な操作でプログラミングが可能です。
可能性が大きい
子ども向けプログラミングソフトで実際にゲームをプログラミングするお子様は多いですが、他にもアニメーションを作ったり、インタラクティブストーリーを作ったりすることもできます。
ゲームのプログラミング一辺倒ではなく、お子様の興味に合わせてプログラミングができるので可能性が非常に大きくなります。
デメリット
メリットがあればもちろんデメリットもあります。
起こりやすい事象と対策をお伝えします。
脱線しやすい
ゲームをプログラミングしていると起こりがちなのが、本筋とは関係がないことを初めてしまうことです。
例えば、手本にしようと他の子が作ったゲームをちょっとプレイしてみてどんな仕組みになっているか考えようとした時に、そのゲームが面白すぎて、ただただ遊んでしまい長時間経ってしまったなどが起こります。
何が目的でそのゲームをプレイしているのか意識できるように促してあげてください。
大きくつまずくと投げ出したくなる
大人のプログラミングもそうですが、どこかでつまづき、進まなくなる場面に当たります。
そこで色々試し自力で解決まで持っていけると、大きな成長につながっていきますが、なかなか解決できないと、飽きてしまい集中力が落ちてしまったり、最悪プログラミングをするのが嫌いになってしまうこともあります。
お子様がつまずいてしまったら解決策をすぐに教えるのではなく、一緒に考えアドバイスをして結果的には自分で解決できるように促したり、一旦別も事をして気分転換させるのも良いでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
自由研究にプログラミングを選ぶメリットが非常に多く見られます。
デメリットも親御様が少し気をつけて見てあげると解決できるようなことなので今年の夏休みの自由研究はプログラミングに是非チャレンジさせてあげてみてください。
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株式会社Knocknote代表取締役。大学卒業後不動産営業に従事した後、ITの重要性を強く感じエンジニアへ転職。ソーシャルゲーム開発、スマホアプリやPepperアプリの企画及び開発、高校でのプログラミング講師などの業務に携わる。2017年1月に創業。現在はプログラミング教育事業、システム開発事業を展開。今後は海外向けの教育事業をさらに拡大させていく事が目標。著書:『作って学べるUnity超入門』(技術評論者)