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Roblox謎解きゲームで鍛える子どものプログラミング的思考

コラム  

休日のリビングで、子どもが画面に向かってRobloxの脱出ゲームを夢中で遊んでいる光景。

画面を凝視しながらキャラクターを操作する姿を見つめ、ただの遊びで終わっていないかと気にかかる保護者の方もいるはずです。

せっかく時間を忘れて熱中しているのなら、将来につながる学びを受け取ってほしいと願うのは自然なことでしょう。

実は、子どもたちが脱出や謎解きの途中で行う判断には、プログラミング教育で重視される論理的な考え方が数多く含まれています。

ゲーム内で使われている頭の働かせ方を知ると、子どもの遊びを見る目が少し変わるかもしれません。

まずはゲームを通じて育つ思考の特徴を確かめて、自作に興味が湧いたときは専門の環境を試す選択肢もあります。無料体験会で、まずはお試しください。



謎解きRobloxに夢中な子、実は何をしている?

Robloxの人気作品の一つに「津波から脱出して、ブレインロットをゲットしよう!」という収集アクションゲームがあります。

迫りくる津波を避けながらフィールドを進み、ブレインロットと呼ばれるキャラクターを拾って、波に飲み込まれる前に安全な基地へと持ち帰るルールです。

TETRA UPでもロブロックス「津波から脱出してブレインロットをゲット」とは?遊び方・攻略のコツを解説という記事で、この作品の仕組みや攻略手順を取り上げました。

脱出ゲームの画面を見ながら手がかりを探している子どものイラスト

横で見ていると、単にキャラクターを慌ただしく走らせているだけのように映るかもしれません。

しかし実際のプレイでは、子どもたちは津波が到達するまでの残り時間を計り、どのルートを通れば安全にキャラクターを回収できるか、周囲の状況を常に観察しながら手順を組み立てています。

危険なエリアに足を踏み入れる前に周囲を見渡し、波の周期に合わせて移動を始める姿は、まさに状況に応じた条件判断の連続と言えるでしょう。

プログラミング的思考とは何か

学校教育の現場で導入されたプログラミング教育において、重視されているのが「プログラミング的思考」です。

文部科学省が公表した小学校プログラミング教育の手引(第三版)では、この力を次のように整理しています。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つひとつの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけばより意図した活動に近づくのかを論理的に考えていく力、という定義です。

プログラミング的思考の3つの考え方(動きの組み合わせ・記号の組み合わせ・改善)を示す図

ここで注目したいのは、コードを書く技術そのものが最優先ではない点でしょう。

同じく文部科学省の小学校プログラミング教育の手引(第二版)改訂の背景でも示されている通り、プログラミング教育のねらいは、特定のプログラミング言語の文法や技能の習得自体ではなく、この論理的な思考を育むことにあります。

つまり、目的を達成するために必要な行動を整理し、順序立てて試行錯誤する力こそが、プログラミング的思考の根底にある本質です。

謎解きで育っている2つの力

Robloxの脱出ゲームや謎解きに挑戦しているとき、子どもたちの頭の中ではどのような処理が行われているのでしょうか。

ゲームをクリアするために発揮されている知的な動きを分析すると、大きく2つの力に整理できます。

それぞれがどのようにプログラミング的思考と重なり合っているのか、具体的に見ていきます。

手がかりを探す・整理する・逆算するという謎解きの行動を表す簡易フロー図

手がかりを整理する力

謎解きゲームのフィールドには、様々なオブジェや罠、制限時間のカウントダウンなど、膨大な情報が溢れています。

子どもたちはその中から、脱出に関係のない背景を無視し、扉の鍵や安全地帯といった重要な情報だけを素早く選び取らなければなりません。

教育系のメディアなどでは、プログラミング的思考の要素として、複雑な事象から重要な部分だけを取り出す「抽象化」や、共通点を見つける「パターン認識」が挙げられる場面が多く見られます。

津波の来るタイミングを覚えたり、「この形の足場は崩れやすい」と過去の失敗から共通点を見出したりする行為は、まさに情報を選別して整理する作業そのもの。

混沌とした画面の中から法則性を見つけ出す作業を通じて、情報を整理する力が自然と使われています。

手順を逆算する力

脱出ゲームを進めるうえで欠かせないもう一つの要素が、ゴールからの逆算です。

「安全な基地へ戻る」という最終的な目的を達成するために、「あと10秒で波が来るから、手前の高台へ避難してから進もう」と、今の行動を後ろから順に逆算して決定します。

プログラミング的思考とは、目的やゴールに合わせて逆算して考え、実行していく思考法でもあります。

波に飲み込まれて失敗したとしても、別のルートやタイミングを試し、パズルのように正解を探す試行錯誤の連続。

この試行錯誤の積み重ねは、プログラムの不具合(バグ)を見つけて修正していく修正作業と深く通じ合っています。

家庭でできる、謎解きを思考トレーニングに変える工夫

せっかくゲームの中で頭を働かせていても、感覚だけで進めてしまうと、どのような手順で解決できたのかを自分自身で捉えにくくなってしまいます。

家庭で取り入れやすい関わり方として、プレイ後のちょっとした振り返りの時間が挙げられます。

ステージをクリアしたときに、「どの手がかりが決め手だったの?」や「どうしてあのルートを選んだの?」と尋ねてみる工夫です。

ゲームをクリアした後に親子で画面を見ながら話しているイラスト

自分の取った行動を言葉にして説明すると、頭の中で行っていた条件判断や逆算の道筋が自然と自覚できるようになります。

もし途中で失敗したときなら、「どこで引っかかったと思う?」「次はどう変えてみる?」と問いかけてみるのもよいでしょう。

ゲームを遊ぶだけで終わらせず、自分の考えた手順を言葉にして振り返る習慣をつけることで、物事を筋道立てて捉える感覚が養われていきます。

無理に専門的な知識を教え込もうとせず、子ども自身の言葉を引き出す聞き役に回る姿勢が大切です。

遊ぶだけで終わらせない次の一歩|Roblox Studioでの自作

プレイヤーとしてゲームを楽しむ段階から、ステージやギミックを自作する側へ回ると、謎解きで使っていた思考力はさらに深まります。

Robloxでは、「Roblox Studio」という専用の開発環境を使うことで、誰でもオリジナルのゲームを制作できます。

Roblox公式のCreator Documentationで解説されている通り、ゲーム内の仕掛けを動かすスクリプトには、Lua 5.1から派生したLuau(ルアウ)というプログラミング言語が用いられます。

「罠が作動したらプレイヤーをスタート地点に戻す」「制限時間をカウントダウンする」といった仕掛けを自ら組み立てる作業は、まさにプログラミング的思考の実践そのもの。

制作の具体的な手順については、Robloxプログラミング入門|初心者が最初に作る簡単ゲーム3ステップや、スクリプトの基礎を扱ったロブロックススタジオのスクリプトとは?初心者向け完全ガイド【Lua入門】で分かりやすく解説しています。

自分が考えた謎解きや脱出の仕掛けを形にしていく体験は、論理的な思考をより確かな力へと引き上げるはずです。

TETRA UPでも、ゲーム制作の楽しさを体感できるRobloxコースの無料体験会を開催しています。無料体験会で、まずはお試しください。



よくある質問

Q. Roblox Studioで自作を始めるには、何を用意すればいいですか。

A. Roblox Studioはパソコンにダウンロードして使うソフトで、スクリプトはLuau(Roblox公式のプログラミング言語)で書きます。家庭でまず触ってみるだけならパソコンとRobloxアカウントがあれば始められますが、プロの講師と一緒に進めたい場合はTETRA UPのRobloxコースのような環境を利用する方法もあります。

Q. 謎解きゲームに夢中なだけで、本当にプログラミング的思考が育っていると言えますか。

A. 文部科学省は、プログラミング的思考を「意図した活動を実現するために、動きの組み合わせや記号の組み合わせをどう改善すればいいかを論理的に考える力」としています。謎解きで手がかりを整理し手順を逆算する行動は、この論理的な組み立てに近い部分がありますが、遊びだけで完成するものではなく、実際に手を動かして作る経験を重ねることで力が深まっていきます。

Q. TETRA UPのRobloxコースは何歳から受けられますか。

A. 小学校高学年以上を対象としています。四谷本校の教室に通う形のほか、オンラインでも受講できます。

Q. 子どもが謎解きゲームにのめり込みすぎていないか、保護者はどう見守ればいいですか。

A. のめり込み自体を問題視する前に、クリアしたあとで「どの手がかりが決め手だったか」を一緒に話してみると、遊びを振り返るきっかけになります。子どもが好きなゲームに興味を持って話を聞く姿勢が、会話を無理なく続けるポイントです。

まとめ

子どもたちがRobloxの謎解きや脱出ゲームで見せる熱中には、単なる遊びにとどまらない思考の働きが含まれています。

ゲーム内で発揮されているのは、散らばった情報から重要な要素を選び出す「手がかりを整理する力」と、ゴールから逆算して行動を決める「手順を逆算する力」の2つです。

これらは、文部科学省が定義する「意図した活動を実現するために動きや記号の組み合わせを改善していく力」、すなわちプログラミング的思考の土台となるもの。

家庭でのちょっとした声かけを通じて手順を言葉にすることから始め、次の段階としてRoblox Studioを使った仕掛けの自作へと進むことで、遊びの中で使っていた力はより実践的なものへと発展します。

画面の向こうで広がる子どもの探求心を、自作という新しい挑戦へつなげてみてはいかがでしょうか。

プログラミング的思考をさらに伸ばすきっかけとして、TETRA UPの教室で実際の制作環境に触れてみるのもおすすめです。無料体験会で、まずはお試しください。



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